奥歯の力を抜くということ(氷は動けないが、水はどこへでも行ける)

私はたまに「何も知らない場所へ何も目的ナシで遊びに行く」ことをやっています。島でキャンプしたり、情報を集めずに海外旅行へ行ってみたり。「何しに行くの?」と聞かれると返答に困る、何もしない時間です。

ふだんの生活は「アレをやったらコレをやって、コレをやったらアレをやって」とドタバタですが、そういう時間に身を置くと自分の凝り固まっていた部分がどんどんほぐれていきます。

がんばりすぎてたなーというところを改めることも多いです。

ずいぶん前にこんな相談を受けました(もう時間がかなり経過しているので書きます)。

「あなたはクリスタルボウルを演奏すべきだ!と強く言われたのですが、どう思いますか?」

やりたかったらやればいいけど、お金も時間もかかるから、興味が沸かないならやらなくていいんじゃない?と答えたように記憶しています。なんでそんなこと言われたんだろうね、とも聞いたような気がします。

人生に「芯」を作るために、自分の使命や運命を見つけたいと願う人はたくさんいます。「誰もが生まれ持った使命がある」みたいなことを言う人もいます。

だけど、さまざまな旅先で出会う人たち全員から(失礼な表現になるけれど)大きな使命のようなものを感じることはありません。すでにこの世を去った私の肉親にも、「使命を全うした」と感じることより、「育ててくれてありがとう」と思うことの方が多いです。義務で育てられたと思うより、愛情で育てられたと信じたいです。

過去にコラボイベントを何度かやらせていただいている、「自己治癒力快復道場」の道場長さんから「力を発揮したいなら奥歯は噛みしめない方がいい」と教わりました。緊張した肉体よりも、しなやかな肉体の方がパワーを発揮できる、というようなものです。

それ以来、私はクリスタルボウルを演奏するときに常に口の力を抜くようになりました。奥歯で軽く舌を挟んで、力が入らないようにしながら演奏することもあります。

決められた楽譜を指揮者の指示通りに演奏する楽曲とは違い、クリスタルボウルの演奏は常にその場の空気を感じ取りながら、しなやかに行うことが大切です。そんなときに、「こうすべきだ」という考えや、奥歯の力は必要ありません。

そしてそれは、毎日の生活においても、人生においても、必要のないことかもしれません。

かといってボケーっと生きるということではなく、しなやかに生きるということ。

氷のカタマリはどこにも行けませんが、水だったらどこへでも行けます。

水のようになれる時間、大切にしていきたいです。

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